自作したiPhoneアプリを実機で動かすための手順(2/2)
自作したiPhoneアプリを実機で動かすための手順(1/2)からの続き。
以降の手順はアシスタントが用意されている。アシスタントの指示に従い設定を行っていけば、自作したiPhoneアプリを実機で起動できる。作業時間は30分くらいかかった。
1. iOS Provisioning Portalページにログインする
下記のURLにアクセスし、ログインする。
https://developer.apple.com/ios/manage/overview/index.action
ログインすると以下の画面が表示されるので、[Launch Assistant]ボタンをクリックする。クリックするとアシスタントが表示される。アシスタントの指示に従い設定を行っていくことで自作アプリを実機で起動することができる。
2. アシスタント画面が表示される。
実機で自作アプリを実行するまでの大まかな流れが書いてある。
3. App IDを作成する
App IDについては以下の記事を参照。
http://d.hatena.ne.jp/It_lives_vainly/20090204/1233741543
4. Device Descriptionを入力する
「Device Description」は適当に考えて入力する。
「Device ID」は40桁の識別子(UDID)を入力する。UDIDは、iTunesにiPhoneを接続し、[デバイス] > [概要] > iPhone項目の[シリアル番号]を左クリック、することで確認できる。
5. 証明書を作成する
証明書を作成する手順が書いてあるので手順に従い作成する。
6. 証明書を登録する
[ファイルを選択]ボタンをクリックし手順5で作成した証明書を選択する。
7. Provisioning Profileの名前を決める
Provisioning Profileとは、不正な経路でのアプリのインストールを防止するためのもの。以下の情報が埋め込まれている。
・App ID
・開発者ID
・デバイスID
8. Provisioning Profileが正常に作成された場合の画面
9. Provisioning Profileをダウンロードし、インストールする。
Step 1: [Download]ボタンをクリックする。
Step 2: ダウンロードしたProvisioning ProfileをDocのXcodeにドラッグする。
[Continue]ボタンをクリックする。
Step 3: 正常にインストールできたかどうか確認する。
Xcodeのメニューバーから[ウインドウ] > [オーガナイザ]をクリックする。SummaryタブのProvisioning項目にProvisioning Profileが表示されていれば正常にインストールが完了している。
何かエラーが出ているようなら、オーガナイザ画面の左ペインから[iOS DEVELOPMENT] > [Provisioning Profiles]をクリックする。右ペインの[Refresh]ボタンをクリックしてみる。
10. 証明書をダウンロード、インストールする。
Step 1: [Download]ボタンをクリックする。
Step 2: ダウンロードしたファイルをダブルクリックする。証明書を追加しても良いかと訊かれるので[OK]ボタンをクリックする。
以下の手順を試してみる。
http://docs.info.apple.com/article.html?path=Mac/10.6/jp/8845.html
Step 3: 証明書が正常にインストールできたかどうか確認する。
キーチェーンアクセス.appを起動する。キーチェーンアクセス画面の左ペインから[キーチェーン] > [ログイン]をクリックする。
11. 自作アプリを実機にインストールする
Step1 から Step3を実施する。
Step 1: Xcodeを起動する。
Step 2: デバイスを選択する。手順10までが正常に完了していれば、ここで実機が選択できるようになっている。
Step 3: ビルドして実行する。
実行するアプリは以前作成したHello Worldを出力するアプリ。
自作アプリを実機で起動できたら[Continue]ボタンをクリックする。