[Linux]PATHの設定方法
JDKやPostgreSQLなどインストールした際、最後にコマンドのPATHを通す設定があると思う。どのようにPATHを設定するかメモしておく。
例として、/usr/java/jdk1.6.0_18をPATHに設定する方法を記す。
■方法1::bashrcにPATHを追記する方法
1. bashrcを開く
bashrcはユーザのホームディレクトリ直下に隠しファイルとして存在する。
「~/」はホームディレクトリ、「.」が先頭につくファイルは隠しファイルを意味する。
$ vi ~/.bashrc
下記を追記する。
export JAVA_HOME=/usr/java/jdk1.6.0_18 export PATH=$PATH:$JAVA_HOME/bin
パスには優先度がある。「echo $PATH」を実行した時、より左側にあるパスが優先される。例えば、echoコマンドでパスを出力すると下記のようになっていたとする。
$ echo $PATH /usr/bin/java:/usr/java/jdk1.6.0_18/bin/java
このときjavaコマンドを実行した場合、先頭の/usr/bin/javaが呼び出されることになる。
パスを先頭に追加したい場合:PATH=$PATH:$JAVA_HOME/bin
パスを末尾に追加したい場合:PATH=$JAVA_HOME:$PATH
2. bashrcに追記した設定を有効にする
設定を有効にする方法は2通りあり、1つは新しいターミナルを開くこと、もう1つは現在のターミナルで下記コマンドを実行すること。
$ source ~/.bashrc
3. PATHが設定されたことを確認する
$ java -version java version "1.6.0_18" OpenJDK Runtime Environment (IcedTea6 1.8.2) (6b18-1.8.2-4ubuntu2) OpenJDK Client VM (build 16.0-b13, mixed mode, sharing)
■方法2::ターミナル上でPATHを設定するコマンドを実行する方法
現在開いているターミナル上だけにPATHを通したい場合、下記コマンドを実行する。
export JAVA_HOME=/usr/java/jdk1.6.0_18 export PATH=$PATH:$JAVA_HOME/bin
コマンドを実行したターミナル上だけにPATHが通される。
2. PATHが設定されたことを確認する
$ java -version java version "1.6.0_18" OpenJDK Runtime Environment (IcedTea6 1.8.2) (6b18-1.8.2-4ubuntu2) OpenJDK Client VM (build 16.0-b13, mixed mode, sharing)
3. 新しいターミナルを開きjavaコマンドを実行してみる
$ java -version
java: command not found
PATHが通っていないのが分かる。